『夜間に安心を、ファストドクター』19時過ぎ、1歳児の急な体調不良にお願いしてみました

医療

ファストドクター(FastDOCTOR)、ご存知でしょうか?
子どもの診療にも対応してくれる夜間・休日の往診(自宅で診察する)サービスです。

以前、大阪に住む姉が実際に使って、すごく助かったという話を聞いており、車を持たない家族として、「役立つ情報」としてインプット、いざという時はお願いしてみとうと思っていました。

車を持たない家族にとって、夜間帯の子どもの急な体調不良は、ドキドキ・冷や冷や。
救急外来や夜間診療所に連れていくには、車がないので、タクシーを呼んでもつかまらなかったり、何かと気苦労があります。

そんな中、2020年11月のとある平日夜、初めてファストドクターを使いました。
ここでは実際に使った様子や感想を実体験をもとにお伝えしていきます。

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経過① 子どもの体調不良発覚から診察依頼に至るまで

19時半過ぎ、夕食を終えた1歳2ヵ月の次男が、急に、何か喉につっかえたような咳をし始めました。
誤嚥?食物アレルギー?いろいろなことが頭をよぎり、背中をトントンしてみたり、さすってみたり、水を飲ませてみたり、、、。なんとなく体熱感もあり、熱を測ったら、微妙な37.5度。

次男は生まれてから今まで、発熱はもちろん、大きな体調不良がありませんでした。
長男依頼、数年ぶりの1歳児の急な体調不良に、母はアタフタ。

かかりつけの先生は閉まっているし、このまま体調悪化したら、どうする?
休日夜間診療に連れていくにも、長男はどうしよう?
逆にコロナやインフルをもらっちゃうかも。。。

とりあえず、仕事中の父に電話。
「これこれこうで、なる早の帰宅をお願いしますっ」

それでも母は落ち着かず、どうする?どうしよう、、、、

ピカリーーン!!

「そうだ!あれあれ!往診のサービス!なんて言うんだったっけ」
アタフタしているので、まともに頭が回転せず、「往診 子ども」的な感じで、ググって、、、
ありました! 上位ヒット!
『ファストドクター【夜間往診_自宅で診察・オンライン診療】・・・』
これだこれだ!

経過② 診察依頼から医師到着まで

『ファストドクター』のホーム画面には、診察の依頼・相談方法として、電話・LINE・WEBを、診察方法として、往診とオンライン診療を選べるようになっていました。

とりあえず診てもらえるか相談しよう!母は電話で往診の相談をすることに。

ここからはコールセンターのスタッフさんとのやり取りを、なんとなくの記憶をもとにどうぞ。。。

母「子どもの体調不良についてご相談なのですが」

スタッフ「どうされましたか」

母「1歳2ヵ月の子どもなのですが、夕食後、19時頃から、急に咳き込み始めて、少し熱もあるようです。」

スタッフ「往診が可能ならば、往診を希望されるということで、よろしいでしょうか?」

母「あ、はい、可能であれば」

スタッフ「それでは、往診が可能なエリアかどうか調べますので、お住まいの地域の郵便番号を教えていただけますか?」

母「郵便番号は〇〇〇○○○〇です」

スタッフにてデータベース上でエリアと担当医師を検索(おそらく)

スタッフ「往診対応可能なエリアでしたので、詳細をお伺いしていきます。」

その後、これまでの経緯をスタッフに伝えました。現在はどのような症状があるか、機嫌は良いか、水分は摂れているか、嘔吐はしていないかなどの確認もありました。

スタッフ「それでは、今お聞きした内容を医師に伝えまして、医師にて往診可能かどうか判断したのち、改めて私からご連絡さしあげます。15分程度お時間頂戴しますので、その間、安静にして自宅でお待ちください」

実際には15分もかからないうちに折り返しありました。幸い、その間、次男は体調が悪化することなく、むしろ、機嫌良く遊び始めました・・

スタッフ「お待たせいたしました。医師に相談したところ、往診可能とのことでしたので、この後、お伺いいたします。現時点で、お伺いする時間が22時20分から30分頃となります」

(お、おそっ。今から3時間後?)と思いましが、それは致し方ありません。救急外来や夜間診療に出向くとそれ以上の時間を要する可能性もあります。それよりも気になったのは、、、

母「もしかしたら、その間に、体調が回復して寝ているかもしれませんが、キャンセルはこちらに電話したら良いでしょうか?」

スタッフ「申し訳ございません。キャンセルはできないことになっています。医師も6時間以内に診察したほうが良いと申しておりました。急変して救急車対応になった場合にはキャンセル扱いになりますので、その場合は時間が早まる可能性もあります」

(おっと、まじか!)

母「そうねんですね。もしかしたら、先生に来ていただく頃には、すっかり元気になっているかもしれないので、先生に申し訳ないのですが」

スタッフ「その点は、気にしないでいただいて大丈夫です。この後、お伺いした電話番号のSMSに、医師の到着時刻がわかるページのURLをお送りします。そちらで、支払い方法の登録もできますので、医師到着まで、手続きを済ませておいてください。また、医師到着予定時刻の1時間前から、部屋の換気をしてお待ちください。それでは、自宅で安静にしてお待ちください。」

ということで、ここから到着までの3時間、自宅で待機することになりました。

(ちなみに、駐車スペースの心配はないようです。運転される方と2名体制でいらっしゃるようで、運転される方は車で待機されるみたいです。)

間もなくして、父、帰宅。
その頃には、案の定、次男の咳と熱は落ち着き、元気に動き回るようになってましたーーー(;^ω^) 

こういう時は子どものほうが感が効くのですかね。
咳き込み始めた当初は、「だいじょうぶ?」なんて心配していた長男も、いち早く、自分ワールドに入ってましたし。

そんなわけで、ここから3時間、親子で眠い目をこすりながら、往診医を待つ時間になりました。

長男は先に寝ていただきましたー。

コールセンターのスタッフさんについて

相談者が最初にコンタクトするコールセンターのスタッフさんの役割って、けっこう重要!って個人的な感想です。状況によっては、落ち着いて相談できない相談者もいるでしょうし、いろいろな方から相談がある中で、電話ごしの見えない情報から、必要な病状をヒアリングして、的確に状況を見極めて、緊急度を判定して、医師に正確に情報を伝えて指示を仰ぐ、そして、相談者が落ち着いて待機できるように、安心感を与える。その後のスムーズな往診に繋げる重要な役割なんじゃないかなぁと、思いました。私の場合は、子どもの症状が落ち着いていたということもありましたが、コールセンターのスタッフさんのわかりやすく丁寧な説明で、落ち着いて待機できましたよ。

経過③ 医師到着から診察まで

23時過ぎ、ピンポーン、医師の到着です。

仰々しい白衣は着用されておらず、(確かにマンション内で白衣姿に出くわした方々はドッキリしますよね)スクラブ的なラフな感じ、だったと思います。

それと、往診カバン。このカバンセット、家に1つ欲しい、なーんて思ったり。

子どもの症状がすっかり落ち着いていることをお伝えすると、
「それは何よりです(*^^*)」と笑顔。
なんだかほっとしました。

まず、保険証・医療証の確認。医師がスマホでパシャリ。

その後、診察がスタート。
胸の音、おなかの音、喉の張れや赤みの有無、耳の中の張れや赤みの有無、血中酸素飽和度のチェックなどなど、往診カバンから、都度、診療グッズを取り出しながら、診ていただきました。

焦らせる様子もなく、落ち着いた物腰で、1歳2ヵ月の次男にも優しく声掛けしてくれます。

父・母にも、「初めての熱はびっくりしますよね」なんて、フォローしてくれたり。
(ありがとう、先生。2人目なのに、こんなんで恥ずかしいデス・・・)

診察結果は、「いわゆる風邪」。
少しだけ喉が赤いのと、微熱があったことから判断されたようです。

お薬は院外処方ならぬ、自宅外処方? ではなく、
往診カバンから取り出された、いわゆる、風邪薬と頓用の解熱剤。
(取りにいかなくて良いなんて、ありがたい!)

その他、赤ちゃんの脱水の見分け方や、診察時の抱っこの仕方などの助言もいただいたり。

さらに、「この際だから、他に気になることがあれば。」なんて言ってくださるものだから、わざわざ診察に行くほどではないけれど、普段から気になっていたこと、2-3個、聞いてみました。
「大丈夫」の言葉、安心しますね~

実際の診察時間は30分、くらいかな。
普段、小児科で診てもらうよりも、丁寧で落ち着いた時間だったと思います。

往診の先生について

ファストドクターで来訪してくれる医師は、ファストドクターに参画しているクリニックに登録している先生で、本来の席は、大学病院などの大病院にあるようです。普段こなされている実績から考えても信頼できますよね。ファストドクターに対応しているクリニックは、もともと、訪問診療のノウハウを持つクリニックのようで、だから、在宅での診療という特殊な環境にも対応できるのですね。

実際に使ってみてのQ&A

ここからは、実際にファストドクターを使った車を持たない我がファミリーの母が、かなり主観的な感想を交えながら、ファストドクターに関する疑問を、Q&A方式でお答えしていきます。

今の時期、心配なのは二次感染。感染症対策はどうでした?

私たち家族から医師への感染を予防するために、事前に室内の換気をするように、コールセンターのスタッフから指示されます。また、私たち家族も、診察時はマスクを着用していました。
医師も、もちろんマスク着用していますし、訪問バックにはアルコールスプレーも入っていて、診察時には手指消毒されていました。
おそらく、ですが、訪問人数も控えられてて、医師1人での訪問でした。
もしもの時のために、PCR検査キットも往診バックにはあるみたいなので、その点でも安心ですね。

費用は高いんじゃないでしょうか?

健康保険の適応ですし、子どもの場合は、自治体で発行される医療証が使えますよ。交通費が1000円程度必要ですが、サービス利用料とか登録料といった類は請求されないので、ぼったくり感はないです。
事前にコールセンタースタッフさんが、概算も教えてくださいますよ。

自宅に来た先生はどうでした?信頼できる?

訪問前にSMSで、往診される先生の所属クリニックと名前が送られてきます。
いらっしゃった先生はお若い先生でしたが、とても物腰の柔らかい、子どもの扱いも上手な先生でしたよ。普段は、大学病院に勤務されているみたいで、開業されているなら、この先生を主治医にしたいな、なんて思いました。

依頼して良かったことは何?

何と言っても、「安心感」ですかね。
待ち時間はありましたが、医師に診てもらえるという安心感。
夜遅くなりましたが、医師に診てもらったという安心感。
急変したら、相談できるという安心感。
これは大きいと思います。
このまま様子見で良いのか、救急搬送なのか、医師に判断していただけること、そして、もし救急搬送が必要であれば、医師の紹介があるほうが、断然、スムーズに病院搬送されますしね!

今後、ファストドクターに期待することは何?

もっともっと、参画医療機関が増えて、対応できる医師が増えて、診察の待ち時間が短縮されるといいなぁと思います。往診対応エリアは今もなお、拡大しているようなので、今後に期待ですね!

またファストドクターに依頼しようと思う?

思います!
やはり、車を持たないファミリーとして、体調が悪い子どもを自宅で診ていただけるというのは、とてもありがたいことです。
子どもにとっても、病院までの移動や病院での待ち時間に伴うストレスは負担でしょうし。

診察後、何か変わったことはありますか?

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今回の診察履歴が引き継がれるみたいです。
アプリを使って、往診依頼ができるみたいなので。
それと、診察時にいただいたステッカーをキッチンに貼ってみました。
私が動けない時に、父でも対応できるかな、と思って。

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